産後のぽっこりお腹を引き締めたい!元に戻らない理由とおすすめのエクササイズを紹介

「産後、ぽっこりお腹が出たまま戻らない。」
「体重は減ったのに、お腹はたるんだまま。どうすれば治る?」
出産で大きくなったお腹が戻らず、不安になる方もいらっしゃいますよね。
今回は、産後のぽっこりお腹の原因と、対策として産後エクササイズを紹介します。
記事を読めば、産後のお腹が引き締まり、体型回復に役立つポイントが分かりますよ。
産後のぽっこりお腹はエクササイズで引き締め可能

ぽっこりお腹はエクササイズで、引き締め可能です。
出産後、子宮は元の大きさに1ヶ月程で戻ります。
お腹のたるみや体型が戻る期間には個人差があり、半年~1年ほど。
妊娠、出産で変化した体型は、自然に元には戻りません。
しかし適切な産後ケアとエクササイズで、ぽっこりお腹を引き締められます。
産後のぽっこりお腹が元に戻らない3つの理由

産後、お腹がぽっこりし、たるんだまま元に戻らない理由は
- 出産による骨盤の歪み
- 産後の不良姿勢
- 腹筋や骨盤底筋の筋力低下
の3つ。
解説しますね。
理由①:出産による骨盤の歪み
妊娠するとリラキシンというホルモンが分泌され、赤ちゃんが生まれやすいように骨盤が緩み、開きます。
骨盤の下側が広がり、ウエストのくびれがなく、お尻は大きく垂れ下がった体型へ変化。
出産後、骨盤は徐々に元の位置に戻ります。
しかし妊娠中や産後は運動量が減り、骨盤を支える筋肉が弱くなるため、元の位置にきちんと戻らず、骨盤はバランスの崩れた歪んだ状態に。

骨盤が広がり歪んでいるので、お腹がぽっこりと出た状態になってしまうのです。
また赤ちゃんの成長によりお腹は大きくなり、皮膚は大幅に引き伸ばされます。
出産後、子宮が小さくなるにつれ、皮膚も収縮。
けれども完全には元に戻りにくく、お腹の皮膚がたるんだままになり、ぽっこり出てしまいます。
理由②:産後の不良姿勢
妊娠中は大きくなったお腹を支えるため、反り腰に。
産後は赤ちゃんのお世話で、抱っこや授乳など前かがみになり猫背に。

姿勢が悪くなり、更に骨盤が歪み、お腹がぽっこり出てしまいます。
理由③:腹筋や骨盤底筋の筋力低下
妊娠中や産後の運動不足で、腹筋や骨盤を支える骨盤底筋が弱くなります。
筋肉量が減ると、お腹に脂肪がつきやすくなります。

また骨盤が開いた状態だと、内臓を守るため、お腹周りに脂肪が蓄積。
このためお腹周りに脂肪が増え、お腹がぽっこり出てしまいます。
産後のぽっこりお腹を解消する3つの方法

産後のぽっこりお腹を解消するには、
- 産後の骨盤矯正
- 正しい姿勢をキープ
- 産後のエクササイズ
の3つの方法があります。
方法①:産後の骨盤矯正
まずは広がり歪んだ骨盤を正しい位置に戻す、骨盤矯正を行いましょう。
骨盤が元の位置にもどると、内臓も正しい位置になり、お腹がへこんでいきます。
ストレッチなど家で自分でもできますが、専門家による骨盤矯正がおすすめ。

なぜなら身体全体を診て、最適な産後ケアが可能だからです。
産後の骨盤矯正について、詳しくは「産後の骨盤矯正で後悔しないために必要なことは?専門家が解説!」「家で出来る骨盤矯正の方法は?ストレッチやグッズを紹介」を合わせてご覧ください。
方法②:正しい姿勢をキープ
産後は、抱っこや授乳により、前かがみになり、下腹が出やすくなります。
日頃から正しい姿勢を意識しましょう。
骨盤矯正ベルト、骨盤矯正ショーツなどを使用すると、正しい姿勢を維持しやすいでしょう。

詳しくは「骨盤矯正ベルトの正しい巻き方、メリットを専門家が解説!」「骨盤矯正ショーツは効果あり?専門家の私が徹底解説!」を合わせてご覧ください。
方法③:産後のエクササイズ
産後のエクササイズは、ストレッチや筋トレが効果的。
妊娠、出産により減少した筋肉やインナーマッスルを鍛え、ぽっこりお腹を引き締められます。

代謝が上がり、脂肪が燃焼、痩せやすい体質になりますよ。
また体幹が安定し、良い姿勢を維持しやすくなります。
産後のぽっこりお腹を引き締める!おすすめエクササイズ4選

おすすめのエクササイズは、
- ドローイン
- ヒップリフト
- レッグレイズ
- プランク
の4つ。
産後は体がゆっくり回復していくので、体調に合わせてエクササイズを行いましょう。
産後1ヶ月後はドローイン、ヒップリフト、2ヶ月以降はレッグレイズ、プランクなど、徐々に強度や頻度をあげていくと良いですよ。
エクササイズ①:ドローイン
腹をへこませたまま呼吸をするトレーニング。

- 仰向けになり、膝を立てる
- 鼻から息を吸ってお腹を膨らませる
- 口から息を吐きながらお腹を凹ませる(腹式呼吸)
- お腹をへこませた状態をキープし、呼吸を繰返す(10~30秒)
- 5~10回行う
慣れると立った時や座った時にも、出来るようになります。
エクササイズ②:ヒップリフト
開いた骨盤を締め、お腹とお尻の筋肉も鍛えるトレーニング。

- 仰向けで寝て膝を立てる
- お尻と太ももの裏側に力を入れて、息を吸いながらお尻を持ち上げる
- 腰がまっすぐになったら、息を吐きながら元に戻す
- 20回行う
ヒップアップも期待できますよ。
エクササイズ③:レッグレイズ
脚を上下に動かすトレーニング。

- 仰向けで寝る
- 両手、頭、背中、腰、お尻を床につける
- 両足を床から少し浮かせる
- ゆっくりと足を垂直になるまで上げる
- 10秒ほどかけて、ゆっくりと両足を下げて戻す
- 10~15回行う
慣れていない方は、膝を曲げた状態でも大丈夫です。
エクササイズ④:プランク
両腕と両足先で体を支え、全身の筋肉を鍛えるトレーニング。

- 両肘を床につけて、うつ伏せになる
- 腰を浮かせ、背筋をまっすぐに伸ばす
- 頭、背中、腰、かかとが一直線になる姿勢をつくる
- 20~60秒キープする
- 3セットほど行う
体の軸が一直線になるよう意識すると、更に筋肉を鍛えられます。
上記の産後エクササイズは、自宅で簡単に出来るものなので、無理せず継続してみて下さい。
なお、お尻を小さくしたい方には、「産後に大きくなったお尻を戻したい!大きくなる原因と小さくする方法4選を解説」をご覧ください。
産後のぽっこりお腹を解消する上で大切な4つのポイント

産後、体型を早く戻したいあまりに、無理をしてしまうケースも。
お腹を引き締める上で、次のポイントが大切です。
- 体調に合わせたエクササイズを行う
- 骨盤矯正ベルトやショーツは自分に合ったものを選ぶ
- 無理なダイエットはしない
- 専門家のサポートをうける
解説しますね。
ポイント①:体調に合わせたエクササイズを行う
産後は体がダメージを負った状態であり、体の回復が最優先。
産後1カ月の健診以降、先生から運動の許可が出てから開始しましょう。
体調に合わせて、無理のない範囲で行うのが大切です。
疲労や痛みを感じたら中止。

十分な休息をとり、体調を整えましょう。
ポイント②:自分に合ったサポートグッズを選ぶ
骨盤矯正ベルトや骨盤矯正ショーツなどのサポートグッズは、締め付けがきつ過ぎるものは避けましょう。
血流が悪くなり、体の不調につながる可能性もあります。
ゆるすぎても効果はないため、体に合ったものを選びましょう。
ポイント③:無理なダイエットはしない
無理な食事制限やダイエットはやめましょう。

産後は育児で忙しく、栄養バランスが乱れがち。
母乳の点からも、無理なダイエットはせず、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
ポイント④:専門家のサポートをうける
出産や育児で体に負担がかかり、デリケートな状態。
産後の体調は、人や時期によっても異なります。
間違ったエクササイズで、お腹がへこまないばかりか、体調不良の原因になる場合も。
よって産後のぽっこりお腹を引き締め、体型を回復させるには、専門家によるサポートが安心です。

特にパーソナルトレーニングのあるジムと骨盤矯正の両方ができる整骨院は、効率的で高い効果が期待でき、おすすめですよ。
「がじゅまる鍼灸整骨院」では、パーソナルトレーニングと個室ジムも併設。
エクササイズや骨盤矯正など、トータルで産後ケアを実施。
キッズスペースもあり、通いやすい環境です。
まとめ:産後のぽっこりお腹解消には、体調にあったエクササイズが大切!

産後のぽっこりお腹解消には、体調にあったエクササイズが大切。
育児で忙しい時期なので、焦らずコツコツ取り組みましょう。
効果的なお腹の引き締めには、専門家によるサポートがおすすめです。
産後の体型回復や不調の改善をご希望の方は、「がじゅまる鍼灸整骨院」まで、お気軽にお問い合わせください。
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