産後の太ももの痛みを治すには?原因と対策を紹介

「産後、太ももやお尻が痛い。」

「太ももの前が張るのはなぜ?」

産後、太ももが痛くなり、育児や日常生活に支障をきたす方もいます。

今回は、太ももの痛みの原因と対策について紹介します。

記事を読めば、産後の太ももの痛みを改善し、体を良い状態で保つコツが分かりますよ。

目次

産後におきる太もも周りの痛み4選

産後、太ももの痛みに悩む方もいます。

太もも周りの痛みには、場所や症状で4つあります。

  • 太ももやふくらはぎ、腰やお尻などの痛み(坐骨神経痛)
  • 太ももの張り
  • 股関節(足の付け根)の痛み
  • 膝の痛み

具体的に説明しますね。

痛み①:太ももやふくらはぎ、腰やお尻などの痛み(坐骨神経痛)

産後、太ももだけではなく、お尻から足にかけて痛みやしびれの症状が出ます(坐骨神経痛)。

痛みが出るのは、お尻から足にある坐骨神経が圧迫されるから。

出産により骨盤が歪み、腰や股関節に負担がかかり、坐骨神経を圧迫、痛みが出ます。

痛み②:太ももの張り

産後、太ももの前が張る症状がでます。

赤ちゃんを抱っこする際、骨盤が前に傾き、反り腰になるため、腰の筋肉が引っ張られ、太ももの前が張ります。

痛み③:股関節(足の付け根)の痛み

産後、太ももの上、足の付け根にある股関節が痛む方もいます。

股関節は上半身と下半身をつなぎ、体の動きに関わる重要な関節。

出産により骨盤が歪み、股関節周りの筋肉が無理に骨盤を支えるため、痛みが発生します。

痛み④:膝の痛み

産後、膝や膝の上の太ももに痛みがでます。

赤ちゃんを抱っこしたり、立ったり座ったりする動作が増えるため、膝に大きな負担となって痛みが発生。

また膝を曲げる(しゃがむ)際、太ももの前側の筋肉を伸ばします。

しかし産後、骨盤が不安定な状態だと、太ももの前側の筋肉が固くなるため、膝を曲げた時にも痛みが発生。

その他にも、産後の不調として

  • 腰痛
  • 肩こり(頭痛)
  • 手首の痛み
  • 足の痛み
  • 恥骨の痛み
  • 尿漏れ

など様々な症状があります。

産後の太ももの痛みの原因

産後、太ももが痛む原因は、出産により骨盤のバランスが歪み、太もも周りの筋肉の負担が増えるためです。

妊娠するとリラキシンと呼ばれるホルモンが分泌され、赤ちゃんが生まれやすいように骨盤が緩み、開きます。

また妊娠、出産後は運動量が減り、骨盤を支える筋肉が低下

さらに産後は、抱っこや授乳など反り腰や前かがみになり、姿勢が悪くなりがち。

このため骨盤は歪み、太もも周りの筋肉の負担が増え、硬くなり、痛みが出てしまいます。

産後の太ももの痛みへの対策

産後の太ももの痛みには、2つの対策が必要です

  • 骨盤矯正により骨盤の開き、歪みを直し、元の位置に戻す
  • 筋肉を柔らかくし鍛える

産後の太ももの痛みを根本的に治すには、専門家による治療がおすすめ。

なぜなら、自分で痛みの原因を特定できなかったり、間違った対策をしてしまい、かえって悪化させてしまう危険性があるからです。

また専門家による治療の効果を維持するには、日頃から太ももの痛みが出ないよう、セルフケアを行うことが重要。

専門家のケアとセルフケアを併用すると、より高い効果が期待できます。

次の章では、それぞれのケアについて紹介しますね。

専門家による産後ケア4選

産後の太ももの痛みに効果的な産後ケアは

  • 骨盤矯正
  • 鍼灸
  • 筋トレ
  • EMS

の4つ。

1つずつ説明しますね。

産後ケア①:骨盤矯正

産後の太ももの痛みは、妊娠、出産によって、骨盤が緩み、開いた状態のため、一部の筋肉に負担がかかってしまうことが原因。

産後の骨盤矯正は、手で押したり、引いたりして、インナーマッスルに働きかけ、骨盤の開きを矯正します。

脚を回したり曲げたりして、骨盤と関わる股関節もほぐします。

器具を使ったり、やさしく手でマッサージを行い、痛みがなく心地よい施術を行う院も多いですよ。

整骨院によっては、骨が鳴り多少の痛みを伴う施術もありますので、事前にホームページなどで確認すると良いでしょう。

また産後の骨盤矯正は、産後1ヶ月から可能ですが、体調が安定している産後2ヶ月目がおすすめ。

骨盤矯正で骨盤の開きや歪みが解消し、元の位置に戻るため、太ももの痛みも軽減します。

産後ケア②:鍼灸

産後の太ももの痛みは、筋肉が硬くコリ固まって、血流が悪くなることも原因です。

鍼灸では、細い鍼を使って患部などに刺激を与え、自然治癒力を高め、血行を促進し、不調を改善します。

鍼灸によって筋肉が柔らかくなるため、太ももの痛みが軽減するでしょう。

産後ケア③:筋肉トレーニング

産後の太ももの痛みは、妊娠や産後の運動不足による筋肉の低下が原因。

筋肉トレーニングを行い、筋力量を増やしましょう。

人によって鍛えるべき部位やトレーニング方法は異なるので、パーソナルトレーニングで専門家に体のバランスを見てもらい、あなたに合ったオリジナルメニューを組んでもらえるとよいでしょう。

専門家がサポートするため、筋トレが苦手な人でも安心ですよ。

産後ケア④:EMS

産後の太ももの痛みは、骨盤を支える骨盤底筋の筋力低下も原因。

EMSとは「インナーマッスルトレーニング」のことで、電気刺激を与えて筋肉を鍛えます。

インナーマッスルである骨盤底筋は、EMSで鍛えられます。

EMSは寝ているだけで終わり、楽に筋肉をつけられるメリットがありますよ。

筋肉を鍛えると骨盤を正しい位置で保てるようになり、太ももの痛みが軽減します。

自宅で出来る産後のセルフケア4選

産後の太ももの痛みを解消するには、自宅でも産後ケアをすると更に効果的です。

セルフケアは

  • 正しい姿勢を保つ
  • 骨盤矯正ベルトの使用
  • ストレッチ、トレーニングを行う
  • ストレスを軽減しリラックスする

の4つ。

それぞれ紹介しますね。

セルフケア①:正しい姿勢を保つ

育児では、抱っこや授乳など反り腰や前かがみになりがち。

意識して正しい姿勢を保つようにしましょう

また座る時も、骨盤を立てて座るようにしましょう。

セルフケア②:骨盤矯正ベルトの使用

骨盤矯正ベルトは、産前・産後の緩んだ骨盤を締め支える効果があり、太ももの痛み軽減が期待できます。

骨盤矯正ベルトの効果を得るには、自分にあったものを選び、正しく巻くことが大切です。

詳しくは「骨盤矯正ベルトの正しい巻き方、メリットを専門家が解説!」 を合わせてご覧ください。

セルフケア③:ストレッチ、トレーニングを行う

産後の太ももの痛みを解消するには、

  • 硬くなった太ももの前側や内側の筋肉を柔らかくするストレッチ
  • 太ももの裏側やお尻の筋力を強化するトレーニング

が効果的です。

1.太ももの前側のストレッチ

足を前後に開いて、後ろの足の膝を床につけ、腰を前に出すようにして15秒キープ。(左右行う)

2.太ももの内側のストレッチ

足裏を合わせて座り、背中を丸めないように股関節から身体を前に倒す。

3.太もも裏側とお尻の筋トレ

  • 仰向けで寝て膝を立てて、お尻と太ももの裏側に力を入れてお尻を持ち上げる。
  • 腰がまっすぐになったら元に戻す。

ストレッチや筋トレのほかに、ウォーキングやヨガなどの軽い運動も、血流が良くなり効果的ですよ。

セルフケア④:ストレスを軽減しリラックスする

ストレスを感じていると、筋肉が緊張し、体の痛みが出やすくなります。

自分だけの時間を持つ、育児に対して完璧主義にならないなど、ストレスを軽減し、心身ともにリラックスすると良いでしょう。

セルフケアについて、詳しくは「家で出来る骨盤矯正の方法は?ストレッチやグッズを紹介」を合わせてご覧ください。

まとめ:産後の太ももの痛みは専門家へ早めに相談しよう!

産後の太ももの痛みは、骨盤の緩みや筋肉低下が主な原因。

放置すると痛みが悪化し、他の不調を起こす可能性もあります。

早めに専門家へ相談するのが良いでしょう。


がじゅまる鍼灸整骨院では、骨盤矯正、鍼灸、EMS、パーソナルジムなど、産後ケアが充実しています。

沖縄にお住まいの方は、「がじゅまる鍼灸整骨院」までご相談ください。

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