ぎっくり腰がなかなか治らない理由と対処法を専門家が紹介

「ぎっくり腰が、なかなか治らず辛い。」
「ぎっくり腰で、痛みだけでなく、脚のしびれも続いている。」
急に激しい痛みが起きる、ぎっくり腰。
しばらくすれば痛みは収まりますが、なかなか治らない場合は、病気の可能性も。
今回は、ぎっくり腰がなかなか治らない理由と対処法を解説します。
記事を読めば、ぎっくり腰の適切な治し方と予防法が分かりますよ。
ぎっくり腰が、なかなか治らない理由

ぎっくり腰は「急性腰痛症」と呼ばれ、急激な腰の痛みが起き、10日ほどで回復します。
しかし2~3週間以上たっても治らない場合や、治っても再発を繰り返す場合は、次の4つの理由が考えられます。
- ぎっくり腰ではなく、他の病気が潜んでいる
- 筋肉の疲労が蓄積し、負荷がかかっている
- ストレスなどの精神的な要因
- 腰痛に対し、適切な処置をしなかった
なかなか治らない場合は、整形外科や整体・整骨院など専門機関を早期に受診しましょう。
ぎっくり腰の症状

腰痛が起きた時に、「ぎっくり腰」と自己判断し対処したら、実は病気だったり、悪化させてしまうケースも。
腰痛の症状によって、適切な処置を行うことが重要です。
ここでは
- ぎっくり腰は急に激しく腰が痛む状態
- ぎっくり腰の注意すべき症状
の2点について解説します。
ぎっくり腰は急に激しく腰が痛む状態
ぎっくり腰は、腰に負担がかかり、急激な痛みが起きます。
発生するタイミングは
- 重い荷物を持ち上げた時
- 物を拾おうと中腰になった時
- 朝起きようと身体を動かした時
- くしゃみをした時
など様々です。
ぎっくり腰は、しばらく動けないほどの強い腰の痛みが発生。
当日から2日目は激しい痛みがありますが、3日目以降は痛みが弱くなり、10日ほどで痛みは解消します。
ぎっくり腰の注意すべき症状
ぎっくり腰になっても、2週間以上、痛みが続き、次のような症状がある場合は、病気の可能性があります。
早期に整形外科やかかりつけ医など病院を受診しましょう。
- ぎっくり腰がなかなか治らない、何度も再発する
- 脚に痺れや脱力があり、歩くのが難しい
- 脚に麻痺や排尿障害がある
- じっとしていても、腰が痛い
- 発熱、嘔吐、血尿などがある
可能性のある病気としては
- 脊柱管狭窄症
- 椎間板ヘルニア
- 骨粗鬆症等による腰部の圧迫骨折
- 内臓の病気
- がんの脊椎転移
- 脊椎炎などの感染症
- 尿路結石
などがあります。
特に「じっとしていても、腰が痛い」場合などは、重篤な病気が隠れている場合が多いので、迅速な対応が必要です。
詳しくは「じっとしてても腰が痛い時は要注意!腰痛の原因や症状を解説」 を合わせてご覧ください。
なかなか治らない、ぎっくり腰への対処法3選

ぎっくり腰になってしまった時の対処法は、順番に
- まずは自分で応急処置を行う
- 病院で検査、治療をする
- 整体・整骨院で施術する
になります。
対処法①:まずは自分で応急処置を行う
ぎっくり腰になった翌日くらいまでは、強い痛みが出ます。
無理せず安静にし、痛みを落ち着かせるようにしましょう。
痛みを和らげるために
- 痛みのある部分に湿布薬を貼る
- 鎮静剤を服用する
- 動くときはコルセットをして、腰の負担を軽減する
などが効果的です。
腰の痛みが弱まってきたら、可能な限り普段通りの生活を心がけましょう。
早く治るとともに、慢性化も防げると言われています。

なお薬の長期使用は、副作用の恐れがあります。
コルセットに頼りすぎると、筋力が衰え、再発するリスクも。
薬やコルセットは一時的な使用に留め、痛みが落ち着いたら、使用を止めましょう。
対処法②:病院で検査、治療をする
痛みが長期化する、再発するなど、ぎっくり腰がなかなか治らない場合、病気の可能性もあります。
動けるようになったら、整形外科やかかりつけ医など病院を受診してください。
病院では、次の流れで診療が行われます。
- 問診
- 診察
- 検査
- 診断
- 治療
痛みの状況などを医師に伝える問診の後、医師による診察になります。
次にエックス線やMRIによって、腰の中の骨や神経を診る画像検査等を実施。
医師による診断、治療となります。

医師が的確な診断をできるよう、腰の痛みは、いつから、どのように痛いのかなど、具体的に伝えましょう。
ぎっくり腰が病気の疑いがなく、原因が特定できない場合は、
- 湿布薬
- 飲み薬
- 注射
などの処置が行われます。
対処法③:整体・整骨院で施術する
ぎっくり腰がなかなか治らない原因が、病気ではなく、明確な原因が分からない場合があります。
このような場合、腰の関節や筋肉への負荷が原因の可能性が高いです。
病院で治らない場合は、整体・整骨院に相談してみましょう。

ぎっくり腰は日々の生活の中で、腰の関節や筋肉への負担がかかるため、発生します。
例えば
- 運動不足や加齢による筋力低下
- 姿勢の悪さ
- 筋肉や関節が硬い
- 体重が重いまたは軽い
など原因は色々あります。
整体・整骨院では、ひとりひとりの症状に合わせて施術を実施。

筋肉や骨格のバランスを整える整体や、電気や温熱の治療器などを使った物理療法を行い、自然治癒力を高めて、痛みの改善を図ります。
他にも、
- 骨盤矯正
- 筋肉トレーニング
- ストレッチ
- EMS
- 鍼灸
- 栄養指導
- 生活習慣改善サポート
などを行います。
整体・整骨院では、なかなか治らないぎっくり腰を改善し、再発しない体つくりをサポートしますよ。
ただし、整体・整骨院は治療内容が異なるため、自分にあった技術力のある治療院を選びましょう。
詳しくは「良い整骨院の見分け方は?選ぶ際のポイント6つを解説!」を合わせてご覧ください。
ぎっくり腰の予防法4選

ぎっくり腰を再発し、なかなか治らない方が多くいます。
なぜなら、日常生活で腰の筋肉や関節に負担をかける動作や習慣があるためです。
よって再発や、ぎっくり腰にならないためにも、
- 正しい姿勢
- 腰に負担をかけないよう意識
- 適度な運動、ストレッチ
- 整体・整骨院での定期的な施術
を行いましょう。
1つずつ説明しますね。
予防法①:正しい姿勢
日常生活で腰に負担がかかる姿勢が多いと、ぎっくり腰になってしまいます。
例えば長時間のデスクワークや猫背などは、姿勢が悪くなり、腰に負担がかかります。

よって日頃から正しい姿勢で過ごしましょう。
予防法②:腰に負担をかけないよう意識
前かがみの姿勢など、腰に負担がかかる時に、ぎっくり腰になります。
腰に負担がかからないよう、体全体を使い、ゆっくり動かすなど、意識しましょう。
予防法③:適度な運動、ストレッチ
ぎっくり腰になる方は、加齢や運動不足で筋力が低下していたり、筋肉や関節が硬くなっています。

ウォーキングなどの運動やストレッチで、筋肉を柔らかくし強化しましょう。
体を動かすと、ストレス発散の効果もありますよ。
予防法④:整体・整骨院での定期的な施術
自分でぎっくり腰の予防をしているつもりでも、腰に負担がかかり再発する場合があります

整体・整骨院で定期的な施術を受け、体を良い状態に整え、ぎっくり腰の再発を防ぎましょう。
ぎっくり腰以外の腰痛や肩こりなど、体の不調の解消も期待できます。
まとめ:なかなか治らない、ぎっくり腰は早めに専門家に診てもらおう

なかなか治らないぎっくり腰は、病気の可能性があります。
早期に整形外科など病院を受診し、検査しましょう。
明確な原因が分からない場合は、整体・整骨院に相談しましょう。

ぎっくり腰でお困りの方は、「がじゅまる鍼灸整骨院」まで、お気軽にご相談ください。
今ならLINE登録で無料相談が可能。
整体、鍼灸、筋トレなど幅広いメニューで、ぎっくり腰の根本的な改善を図ります。
コメント