じっとしてても腰が痛い時は要注意!腰痛の原因や症状を解説

「じっとしてても腰が痛い。内臓の病気だったらどうしよう?」

「デスクワークが続いて、ずっと腰が痛い。」

多くの方が悩む腰痛。

実は、原因が内臓疾患やがんなどのケースもあり、注意が必要です。

今回は、腰痛の様々な原因と危険な症状を解説します。

記事を読めば、腰痛の症状に応じた対処法が分かりますよ。

目次

じっとしてても腰が痛い時の原因は?危険なケースも

腰痛の多くの原因は、腰の骨や筋肉にあり、動いた時に痛みが強くなります。

しかし、じっとしてても腰が痛い時は、内臓の病気や重い脊椎の病気が原因の可能性があります。

早めに医療機関へ相談しましょう。

腰痛には様々な原因があり、症状も異なります。

次の章からは腰痛の原因について、解説しますね。

腰痛の4つの原因

医師の診察およびMRIなどの画像検査により、原因を特定できる腰痛は全体の約15%、残りの約85%は原因を特定しにくい腰痛です。

特定できる腰痛の原因は

  • 内臓や重い脊椎の病気
  • 腰の骨や神経の病気

があります。

特定しにくい腰痛の要因は

  • 腰の筋肉や関節の問題
  • 心理的な要因

があります。

1つずつ説明しますね。

原因①:内臓の病気や重い脊椎の病気

腰痛の約3%は、内臓の病気や重い脊椎の病気が原因です。

内臓の病気は

  • 消化器系(胃・十二指腸潰瘍、胆石、膵臓炎)
  • 泌尿器系(尿路結石、腎結石、腎う腎炎)
  • 婦人科系(子宮内膜症、子宮筋腫)
  • 循環器系(心筋梗塞、大動脈解離、腹部大動脈瘤)

など。

重い脊椎の病気は

  • 化膿(のう)性脊椎炎
  • がんの骨への転移
  • 背骨の圧迫骨折

など。

腰痛が重篤な病気に関連している場合があります。

症状としては、じっとしてても腰が痛い場合があります。

原因②:腰の骨や神経の病気

腰痛の約10%は腰の骨や神経の病気が原因です。

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 骨粗鬆症・脊椎圧迫骨折

などがあります。

原因③:腰の筋肉や関節の問題

腰痛の約85%は、原因が特定できない腰痛です。

腰の筋肉や関節の問題が、主な原因と言われています。

慢性的な腰痛などが該当。

動いた時、特に前かがみ姿勢の時に、痛みが強くなります。

横になって楽な姿勢でいると、痛みが軽くなるのが特徴です。

原因④:心理的な要因

ストレス、うつ、不安などの心理的な要因も、腰痛の原因。

脳には痛みを和らげる働きがありますが、ストレスなどで機能せず、慢性的な腰の痛みを感じるようになります。

一般的な腰痛は、夕方に痛みを強く感じる傾向がありますが、心理的な要因の腰痛は、朝に強く痛みを感じる傾向があります。

腰痛の4つの症状と危険度

腰痛の中には、重篤な病気が原因の場合もあります。

腰痛の症状は危険度の高いものから

  • じっとしてても腰が痛い
  • 背骨が曲がってきた
  • お尻や足に痛み・しびれがある、しびれて長時間は歩けない
  • 体を動かした時のみ、腰だけが痛む

の4つがあります。

症状①:じっとしてても腰が痛い

内臓の病気や重い脊椎の病気の可能性が考えられるため、危険度は高いです。

急に強い腰の痛みが出て、姿勢とは関係なく痛みが続く場合や、日に日に痛みが増す場合も要注意。

内臓の病気や重い脊椎の病気の場合、腰痛の他に、下記の症状を伴うケースがあります。

  • 発熱
  • 体重の減少
  • 腹痛
  • 背中の痛み
  • 血便や血尿
  • 排尿障害
  • 不正出血

など。

腰痛と腰痛に伴う症状にも、気をつけましょう。

症状②:背骨が曲がってきた

骨粗しょう症で背骨がつぶれる圧迫骨折が、起きている可能性があります。

骨粗しょう症では、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる症状。

骨粗しょう症による圧迫骨折は、70歳以上の女性に多く起きます。

背中が曲がると、腰の筋肉への負担が大きくなり、腰痛が悪化しやすくなります。

症状③:お尻や足に痛み・しびれがある、しびれて長時間は歩けない

椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄など、腰の神経の障害が原因の可能性があります。

進行すると足に力が入らず、つまづきやすくなったり、尿が出にくくなる場合もあり、注意が必要です。

なお椎間板ヘルニアは、背骨のクッションの役割を持つ椎間板が一部飛び出し、神経に当たり、下半身の痛みやしびれなどの症状が出る病気。

腰部脊柱管狭窄は、加齢により腰の骨が変形して、脊髄や神経が通る骨のトンネル(脊柱管)が狭くなり、中を通る神経が圧迫される病気です。

症状④:体を動かした時のみ、腰だけが痛む

腰痛の主な原因は、関節や筋肉などへの負荷です。

ケガや日常生活での生活習慣が要因となっています。

一般的な腰痛で、当面の危険はありません。

以上、危険度の高い順に腰痛の症状を述べました。

症状①、②、③に少しでも該当する場合は、放置すると症状が悪化し危険です。

早期に医療機関を受診しましょう。

なお症状④の場合も、腰痛が悪化したり、改善が見られない場合は、整形外科や整体・整骨院の専門家に相談しましょう。

じっとしてても腰が痛い時の3つの対処法

じっとしてても腰が痛い時は、対処法として

  • 医療機関への受診
  • 医療機関で治らない場合は、整体・整骨院がおすすめ
  • 自分で行える腰痛の緩和方法

があります。

対処法①:医療機関への受診

じっとしてても腰が痛い時は、内臓の病気や重い脊椎の病気の可能性が考えられます。

医療機関を早めに受診しましょう。

かかりつけ医や整形外科などの専門医に、相談するのも良いでしょう。

医療機関では、次の流れで診療が行われます。

  • 問診
  • 診察
  • 検査
  • 診断
  • 治療

痛みの状況などを医師に伝える問診の後、医師による診察になります。

次にエックス線やMRIによって、腰の中の骨や神経を診る画像検査等を実施。

医師による診断、治療となります。

医師が的確な診断をできるよう、腰の痛みは、いつから、どのように痛いのかなど、具体的に伝えましょう。

対処法②:医療機関で治らない場合は、整体・整骨院がおすすめ

内臓の病気や重い脊椎の病気が原因ではなく、医療機関の画像診断等でも、腰痛の原因が分からない場合があります。

このような場合、腰の関節や筋肉などへの負荷が原因の可能性が高いです。

筋肉のコリなどは、画像検査には写らないため、画像診断では分かりません。

医療機関で治らない場合は、整体・整骨院に相談してみましょう。

整体・整骨院では、筋肉や骨格のバランスを整える整体や、電気や温熱の治療器などを使った物理療法を行い、自然治癒力を高めて、痛みの改善を図ります。

じっくり話を聞き、施術を行う治療院が多いですよ。

ただし、整体・整骨院は治療内容が異なるため、自分にあった技術力のある治療院を選びましょう。

詳しくは「良い整骨院の見分け方は?選ぶ際のポイント6つを解説!」を合わせてご覧ください。

対処法③:自分で行える腰痛の緩和方法

自分で行える腰痛の緩和法を紹介します。

慢性的な痛みは、筋肉が硬くなり、血流が悪くなって起きています。

ホットタオルや入浴で、患部や体を温めましょう。

急激な痛みは、腰が炎症を起こし、熱を持っている可能性があります。

氷や保冷剤をタオルで包んだり、冷却パックで患部を冷やしましょう。

痛みが続く場合は、医療機関や整体・整骨院など、専門家に診てもらうと、早期改善につながります。

まとめ:じっとしていても腰が痛い時は、重い病気が原因の場合も。医療機関へ相談しよう

じっとしていても腰が痛い時は、内臓の病気や重い脊椎の病気の可能性が考えられます。

医療機関を早めに受診しましょう。

明確な原因が分からない場合は、整体・整骨院に相談してみましょう。

筋肉のコリや体の歪みを治し、バランスを整え、腰痛の改善を図ります。

腰痛でお困りの際は、「がじゅまる鍼灸整骨院」まで、お気軽にご相談ください。

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