頭痛に即効性のあるツボを鍼灸師が紹介

「頭痛にすぐ効くツボは、どこにあるの?」
「ツボ押し以外に、頭痛に即効性のある治し方を知りたい。」
頭痛は天候などで急に起き、自分でコントロールしにくい面があります。
自力ですぐに頭痛を治す方法を、知りたい方も多いですよね。
今回は、頭痛に即効性のあるツボを症状別に紹介します。
この記事を読めば、ツボで頭痛を緩和する方法が分かりますよ。
ツボ押しが効く2つの頭痛

頭痛は原因によって、様々あります。
ツボの効果があるのは、主に
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
の2つです。
緊張型頭痛
心身の緊張で血行が悪化し、頭が締め付けられるような痛みが起きます。
最も多く見られる頭痛。
原因は、デスクワークやスマホ操作など長時間の同じ姿勢、ストレスなどがあります。
片頭痛

何らかの理由で脳の血管が急に拡張され、頭の片側、両側がズキズキ脈打つ痛みが起きます。
緊張型頭痛の次に多く、女性に多くみられる頭痛。
天候や女性ホルモンの変動などによって、誘発されます。
次からは、頭痛別に即効性のあるツボの一部を紹介しますね。
緊張型頭痛に即効性のあるツボ6選

緊張型頭痛に即効性のあるツボは、首や肩の筋肉の緊張をほぐすツボです。
- 百会(ひゃくえ)
- 風池(ふうち)
- 天柱(てんちゅう)
- 肩井(けんせい)
- 太陽(たいよう)
- 印堂(いんどう)
ツボ①:百会(ひゃくえ)
百会は両耳と鼻の延長線が交差する、頭頂部のくぼみ
効果:頭痛、肩こり、自律神経を整える

ツボ②:風池(ふうち)
風池は耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間で、髪の生え際あたり
効果:頭痛、肩や首のこり、のぼせ
ツボ③:天柱(てんちゅう)
天柱は首の後ろにある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ
効果:頭痛、眼精疲労、顔のむくみ
ツボ④:肩井(けんせい)
肩井は首のつけ根と肩先を結ぶ線の中央
効果:頭痛、肩こり

ツボ⑤:太陽(たいよう)
太陽は目尻と眉尻の中間から、指2本分外側にあるくぼみ
効果:頭痛、眼精疲労

ツボ⑥:印堂(いんどう)
印堂は眉間の中央にある、わずかに窪んでいるところ
効果:頭痛、鼻炎や眼精疲労、不眠

緊張型頭痛は筋肉が硬くなるために起きるので、「温める」「身体を動かす」など、筋肉をほぐし血流を良くすると痛みが緩和します。
具体的には、ツボ押しのほか
- 肩や首に蒸しタオル等をあてて温める
- 入浴して体を温める
- 肩や首のストレッチをする
などが効果的です。
片頭痛に即効性のあるツボ5選

片頭痛に即効性のあるツボは、痛みのある頭から離れた腕や手、足のツボです。
- 手三里(てさんり)
- 合谷(ごうこく)
- 豊隆(ほうりゅう)
- 崑崙(こんろん)
- 足臨泣(あしりんきゅう)
ツボ①:手三里(てさんり)
手三里はひじを曲げた時にできる外側のシワから、親指に向かって指3本分下
効果:頭痛、肩こり、寝違え

ツボ②:合谷(ごうこく)
合谷は親指と人差し指の骨が交わるところから、、少し人差し指の骨沿い側
効果:頭痛、生理痛、肩こりなど、幅広い効果があり、「万能のツボ」と言われます

ツボ③:豊隆(ほうりゅう)
豊隆は、すねの少し外側で、膝と足首の中間で外側の筋肉が盛り上がっているところ
効果:頭痛、めまい、胃痛や胃のもたれ

ツボ④:崑崙(こんろん)
崑崙は、足くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみ
効果:頭痛、めまい、腰痛

ツボ⑤:足臨泣(あしりんきゅう)
足臨泣は足の甲で、足の小指と薬指の骨が合流するあたり
効果:頭痛、目の不調、首や肩のこり

片頭痛は血管が急に拡張されて起きるため、「冷やす」「休む」など、血管が収縮すると痛みが緩和します。
具体的には
- 痛む部分を冷やす、手で押さえる
- 静かな部屋で休む
- 痛み始めにコーヒーなど、カフェインを摂り、血流を抑える
などが、効果的です。
温めたり体を動かすと、血管が拡張し痛みが増すので、やめましょう。
頭痛のツボを押すときのコツ5選

頭痛のツボを押すときのコツは
- 頭痛の症状や体調を把握しよう
- 指の腹を使って、垂直にツボを押す
- 呼吸にあわせ、ゆっくり数回行う
- イタ気持ちいいと感じる力で押す
- リラックスしている時に行う
の5つ。
紹介しますね。
コツ①:頭痛の症状や体調を把握しよう
緊張性頭痛や片頭痛など、頭痛によって即効性のあるツボや対処法は異なります。
頭痛の症状や体調を把握して、ツボ押しをしましょう。

ツボは約360個あり、適切なツボが分からない場合もあるでしょう。
手の合谷など、体全体の調子を整えるツボがおすすめですよ。
コツ②:指の腹を使って、垂直にツボを押す
指の腹を使って、爪を立てずに、優しく押しましょう。
ゆっくりと垂直に押し、指は左右に動かさずに行いましょう。
指以外にも、テニスボールなどを転がして、ツボを刺激してもよいでしょう。
コツ③:呼吸にあわせ、ゆっくり数回行う

頭痛のツボは呼吸に合わせ、ゆっくり押しましょう。
1箇所あたり1回5〜10秒、3〜5セットが目安。
息をはきながら少しずつ力を入れて押し、2秒キープ、次に息を吸いながらゆっくり力を抜いていきます。
コツ④:イタ気持ちいいと感じる力で押す
ツボをイタ気持ちいいと感じる力で押しましょう。

力を入れてツボを押し過ぎないよう、注意しましょう。
コツ⑤:リラックスしている時に行う
ツボ押しを行うタイミングは、リラックスしている時のほうが効果的です。
また次の時は、体に負担がかかるため避けたほうがよいでしょう。
- 食事の前後1時間
- 体調不良の時
- 押したい部分に、痛みや腫れがある場合
ツボ押しでも即効性を実感できない頭痛には、鍼灸治療がおすすめ

ツボ押しでも即効性を実感できない頭痛には、鍼灸治療がおすすめ。
なぜなら専門家の鍼灸師が、頭痛の原因に対して的確にアプローチし、頭痛の解消を図ってくれるからです。
手でツボ押しをしても、頭痛が改善されない原因は色々あります。
例えば
- 頭痛の症状にあったツボではない
- ツボの押し方が適切ではない
- 慢性的な頭痛である
- 睡眠不足や疲れがたまっている
- 骨盤が歪んでいるなど、他の施術も必要である
- 不調につながる生活習慣が、改善されていない
など。

鍼灸治療では、鍼灸師が頭痛の原因に的確にアプローチ。
自然治癒力を活性化させ、頭痛や不調の改善を図ります。
次からは
- 鍼灸を使った頭痛の治療法とは?
- 鍼灸治療の効果
について、説明しますね。
鍼灸を使った頭痛の治療法とは?
鍼灸院では国家資格である鍼灸師が、症状をヒアリングし、体全体を診て頭痛の治療を実施。
症状にあった頭痛のツボに、鍼や灸で刺激を与え、硬くなった筋肉をほぐします。

血流や代謝が良くなり、自然治癒力が活性化、頭痛や不調が解消されます。
鍼灸は体の深部に入りツボを刺激するので、手で押すよりも即効性が高いでしょう。
薬を使用しないため、副作用が少ないメリットもありますよ。
鍼灸治療の効果

鍼灸治療で頭痛が改善されるほか、様々な効果があります。
- 慢性的な肩こりや腰痛の解消
- 眼精疲労やドライアイの解消
- むくみ、便秘、冷えの改善
- 肌荒れの改善
- 免疫力がアップし、健康的な体になる
- リラクゼーションやストレス軽減
などの効果が期待できますよ。
また鍼灸院では、頭痛のセルフケアなど、日常生活でのアドバイスがもらえます。
例えば
- 症状にあった頭痛のツボ押し
- 運動やストレッチ
- 正しい姿勢
- 質の良い睡眠
- 規則正しい生活
など。
鍼灸治療とセルフケアで、効果的な頭痛の解消と予防が出来るでしょう。
頭痛の鍼灸治療について、詳しくは「頭痛に効くツボと鍼について鍼灸師が解説!」も合わせてご覧ください。
まとめ:頭痛は即効性のあるツボ押しと鍼灸で緩和しよう!

頭痛は即効性のあるツボ押しと鍼灸で、痛みが緩和できるでしょう。
頭痛や不調を根本的に解消したい方には、鍼灸治療がおすすめ。
薬を使わず、自然治癒力を高め、体の内側から体調を整えます。
沖縄にお住まいの方は、「がじゅまる鍼灸整骨院」まで、ご相談ください。
今ならLINE登録で無料相談や、初回限定の価格で施術が受けられます。
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