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産後の頭痛・めまいはなぜ起こる?寝不足・授乳・首こりが重なる時期のセルフケア【那覇市国場】ーがじゅまる鍼灸整骨院

「授乳が終わるころ、決まって頭が締めつけられるように痛い」「抱っこから立ち上がるとふわっとめまいがする」「目の奥が重くて、スマホの画面を見るのもつらい」。産後2〜3か月ごろから、こうしたご相談が増えてきます。

産後の頭痛やめまいは、寝不足、授乳、首こり、ホルモンの変化など、いくつもの要因が重なって起こります。今回は、その仕組みと、育児の合間にできるセルフケアをお伝えします。

目次

大前提:こんなときはすぐに医療機関へ

産後の頭痛やめまいのほとんどは、疲れや筋肉の緊張によるものです。ただし、次のような場合は緊急性の高い病気の可能性があります。ためらわず受診してください。

  • 今まで経験したことのない突然の激しい頭痛
  • 血圧が高い(上が140以上)、目がチカチカする、手足のむくみが急に強くなった(産後の高血圧)
  • ろれつが回らない、片側の手足がしびれる、物が二重に見える
  • 発熱や首の硬さをともなう頭痛
  • ぐるぐる回るめまいが続く、耳鳴りや聞こえにくさをともなう
  • 頭痛薬を月に10日以上飲んでいる

とくに産後の高血圧は、出産後しばらく経ってから起こることがあります。頭痛が続く方は、一度血圧を測ってみてください。また、立ちくらみが頻繁な方は貧血の可能性もあります。産後健診で相談しましょう。

なぜ産後に頭痛・めまいが起こるのか

首と肩のこりからくる「緊張型頭痛」

産後の頭痛で一番多いのが、首や肩の筋肉の緊張から起こる頭痛です。授乳中の下を向いた姿勢、抱っこで前に出た肩、赤ちゃんの顔をのぞきこむ動作。これらが1日に何時間も続くと、首の後ろから後頭部につながる筋肉が固まり、頭全体を締めつけるような痛みになります。目の奥の重さや、後頭部からこめかみにかけての痛みも、多くはここから来ています。

睡眠不足と自律神経の乱れ

細切れの睡眠が続くと、自律神経のバランスが崩れ、血管の収縮や拡張がうまく調整できなくなります。頭痛が起こりやすくなるだけでなく、立ち上がったときに血圧の調整が追いつかず、ふわっとしためまいや立ちくらみが出ます。

ホルモンの変化

出産後、エストロゲンは急激に減ります。妊娠前から生理前に頭痛が出やすかった方は、このホルモンの変動に反応して頭痛が起こりやすくなります。授乳が減って生理が再開する時期にも、同じような頭痛が出ることがあります。

水分不足・貧血・低血糖

母乳には1日に700〜800mlもの水分が使われます。加えて、赤ちゃんのお世話に追われて食事が後回しになると、水分不足や低血糖で頭痛やめまいが起こります。「気づいたら朝から何も食べていない」という方は、案外多いものです。

育児の合間にできるセルフケア

1. まず水分と食事

授乳する場所の横に、水筒とすぐ食べられるもの(おにぎり、バナナ、ナッツ、チーズなど)を置いておいてください。授乳のたびにコップ1杯の水を飲む習慣をつけると、1日の水分量が自然に確保できます。頭痛が出てから水を飲むのではなく、出る前に飲むのが大切です。

2. 授乳の姿勢を「下を向かない」形に

赤ちゃんの顔を見たくなるのは自然なことですが、ずっと見下ろしていると首の後ろが固まります。クッションで赤ちゃんを胸の高さまで上げ、背中を支えて座り、あごを軽く引いて、ときどき正面を向く。授乳中は、赤ちゃんを見る時間と、目を閉じて休む時間を交互にとってみてください。

3. 後頭部の付け根をゆるめる

髪の生え際、後頭部と首の境目にあるくぼみに親指を当て、頭の重さを預けるようにして30秒ほど圧をかけます。ここは頭痛と深く関わる筋肉が集まっている場所です。仰向けに寝て、丸めたタオルをこの部分に当てて休むだけでも楽になります。

4. 首と肩を1分で動かす

授乳やおむつ替えが終わるたびに、肩を大きく後ろに5回回す、あごを引いたまま首をゆっくり左右に倒す。それだけで十分です。まとまった時間のストレッチより、こまめに固まりをほどくほうが効果があります。

5. 立ち上がるときはワンクッション

めまいや立ちくらみがある方は、抱っこしたまま勢いよく立ち上がらないでください。一度座り直して、足の裏で床を踏んで、ゆっくり立つ。赤ちゃんを抱えて転ぶことが一番避けたいことです。

6. 目を休ませる

夜間授乳のあいだのスマートフォンは、目と首の疲れを積み上げます。画面の明るさを最低にする、授乳中は見ない時間をつくる。目の疲れが頭痛に直結する方は多いです。蒸しタオルを目に当てて数分休むのもおすすめです。

7. 「休む」を予定に入れる

頭痛やめまいは、体が「もう限界」と伝えているサインです。家族に赤ちゃんを1時間預けて横になる、家事をひとつ手放す。休むことは怠けではなく、育児を続けるための仕事のひとつです。

鍼灸・整体でできること

産後の頭痛やめまいの背景に病気が隠れていないかを確認することが最優先です。血圧や貧血、耳の異常が疑われる場合は、医療機関の受診をおすすめしています。

そのうえで当院にできるのは、頭痛の原因になっている首や肩、後頭部の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整えるお手伝いです。首まわりの血流がよくなると、頭痛の頻度が減り、目の奥の重さやふわふわしためまいが落ち着く方が多くいらっしゃいます。

授乳中でも施術は受けられます。お薬に頼りにくい時期だからこそ、体の状態そのものを整える手段として鍼灸をご活用ください。

当院が大切にしていること

頭痛やめまいは、外からは見えません。「寝不足なだけ」「みんなそうだから」と自分に言い聞かせて、痛みを抱えたまま赤ちゃんのお世話を続けている方がたくさんいらっしゃいます。

けれど、頭が痛いまま赤ちゃんに笑いかけるのは、本当に大変なことです。お母さんの体が楽になることは、赤ちゃんにとっても一番の環境づくりだと私たちは考えています。

赤ちゃん連れでのご来院も歓迎しております。頭痛やめまいが続いている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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